マグネットブロックは、「マグネットパズル」とも呼ばれ、磁石が内蔵されたブロックをくっつけて形を作る、小さな子供でも遊べるとても魅力的なおもちゃです。

未就園児が訪れる児童館やこども園などでも見かけたり、「1歳過ぎの子供にプレゼントして楽しく遊んでいる」などの口コミや評判もよく耳にします。

「未就園児や幼児が遊べるおもちゃ」という印象を持っている方が多いですが、対象年齢は6歳からです。

マグネットブロック対象年齢は6歳以上!幼児が磁石を飲み込む事故も発生しています

マグネットブロックについて調べていたら、こんなニュースを発見しました。

2020年11月、国民生活センターの「医師からの事故情報受付窓口」(以下、「ドクターメール箱」とします。)に、「マグネットパズルが破損し、内蔵されていた磁石を幼児が複数個誤飲したため磁石が腸管壁を隔ててつながり、手術を要した。」という事故情報が寄せられました。また、2021年10月にも類似のマグネットパズルが破損し、内蔵されていた磁石を2個誤飲したため手術を行ったという事故情報が寄せられました。

独立行政法人 国民生活センター

マグネットブロックの対象年齢は、ほとんどが6歳以上となっています。

もちろん、小さな子供が磁石を誤飲してしまう事故に繋がらないように考慮されているためです。

しかし、口コミでは「小さいうちから楽しく遊べるおもちゃ」として浸透し、「子供が飲み込めない大きさで安心」というレビューもありました。

確かにブロック本体の大きさは子供が飲み込めるサイズではありませんが、事故は2件ともマグネットブロックが破損してしまった際に、内蔵されていた磁石を飲み込んでしまっています

マグネットブロックの事故を防止するための対策!

大切な子供たちが安全に遊ぶためにも、用途をしっかりと守って遊ばせましょう。

マグネットブロックを与える場合の注意点
  1. 対象年齢をしっかり守って与える
  2. 破損していないかを遊ぶ前にしっかりチェックする
  3. 兄弟姉妹がいる場合は下の子から目を離さないようにする

対策① 対象年齢をしっかり守って与える

前述したように、マグネットブロックの対象年齢はほとんどが6歳です。

一部に4歳から使えるおもちゃもありますが、3歳未満の幼児が使う場合は、保護者の監督下で事故が起きないようにしっかりと注意してください

対策② 破損していないかを遊ぶ前にしっかりチェックする

遊び終わった後、遊ぶ前にはブロックが破損していないかをしっかりとチェックすることをおすすめします。

たくさんあるブロックですので、毎回一つひとつ見るのは大変ですが、それでも我が子の安全のためです。

毎回ではなくても、回数を決めてしっかりとチェックしてあげましょう。

磁石を誤って飲み込んでしまうと、最悪の場合は死に至ります

大切な我が子のことを考えるなら、苦ではないはずです。

対策③ 兄弟姉妹がいる場合は下の子から目を離さないようにする

兄弟姉妹がいる場合、たとえ上の子が6歳以上でも下の子はまだ小さいので注意が必要です。

上の子が遊んでいるのを見ると一緒に遊びたくなってしまいますが、その場合は下の子から目を離さずにしっかり見守ってあげてください。

特に、赤ちゃんの場合はマグネットブロックはカミカミするのにちょうどいい大きさです。

歯固めの感覚で、カミカミしないように気をつけてください。

特に、3歳未満の子供に与えるのには注意が必要なんじゃよ!

購入するならどれがいい?心配な場合は正規品を買うのが無難!

マグネット玩具は子供にとっても親にとっても、とても魅力的なおもちゃです。

積み木と違って崩れないので、簡単に大きな作品も作れます。

「安心を買う」つもりで「マグフォーマー」「マグビルド」の購入がおすすめ!

出典:楽天市場

事故は怖いけど、それでも魅力的なマグネットブロックで遊ばせたい親御さんは、正規品を選ぶことをおすすめします。

人気のマグネットブロックですので、Amazonなどでは偽物も出回っています。

正規品だから絶対に破損しないわけではないし、100%事故を防げるわけではありません。

少しでも安全に使いたいなら、ボーネルンドの本家マグフォーマーを買うのがベターです。

KitWell(キットウェル)のマグビルドもおすすめです。

「マグフォーマー」「マグビルド」の対象年齢は3歳以上!「1歳からでも遊べます」

SNSでも「やっぱり本家は商品自体もしっかりしてて、偽物と全然違う」という意見が多数並んでいました。

また、正規品のマグフォーマーの対象年齢は3歳以上で「2歳から小学生までが対象」とありました。

マグビルドも同様に、対象年齢は3歳以上で「1歳からでも遊べる」とありました。

正規品のマグネットブロックはやはりしっかり作られているのか、対象年齢が低くなっていました。

この点を考慮しても、1歳から遊ばせたいなら「マグフォーマー」「マグビルド」を選ぶのが安心です。

本家だからといって「過信はNG!」注意点はしっかり守って安全に遊ぼう

しかし、いくら本家だからといって、過信はNGです!

本家でも予期せぬ形での不具合が出ることは一定数ありますので、あまり過信せずにしっかりと上記の「マグネットブロックを与える場合の注意点」は守りましょう。

小さな子は特におもちゃを噛んでしまったり、投げたり、水に付けていたり、もしくはお下がり等で長く使われているなど、本来壊れることを想定していなくても、いろいろな要因で壊れやすくなってしまい、破損につながることはあります。

偽物に限らず、本気の商品でも起こり得るリスクを想定しながら安全に楽しみましょう。

リスクを減らすために、本家を選ぶくらいの気持ちでいることが大切です。

【まとめ】マグネットブロックは対象年齢を守って安全に使おう!

マグネットブロックの事故や対象年齢、子供に遊ばせる場合の注意点についてまとめてきました。

磁石の誤飲は考えただけでもゾッとしてしまう事故ですね。

大切な我が子が取り返しのつかないことになってしまう前に、マグネットブロックを3歳未満に与える場合はしっかり見守っていかなければなりません。

マグネットブロックは、カラフルで可愛くプログラミング的思考も養える、とても優れたおもちゃです。

正しい使い方で、ぜひお子様の感性を最大限に引き出してあげてくださいね。

おすすめの記事